Rivale 筑波サーキット

  • 2019.06.21 Friday
  • 11:07

筑波サーキットで行われたTHREEHUNDRED meeting TSUKUBAに参加してきた。

これはその名の通りTHREEHUNDREDが主催で行なっている走行会。先日の座談会でお知り合いになった方からこのミーティングへの参加をお誘いいただいたので、エントリーしてみた。

今回の走行会では「レディースクラス」が設定され、女性のみで走ることができる。ご存知の通りスポーツ走行ではやはり男性との実力差は歴然で、サーキットを走っていても譲ることばかりが気になってしまう。が、今回はそこをあまり気にしなくてよさそう、というのが嬉しいポイント。

 

走行会の常として、朝が早い。今回は7時からブリーフィング開始なので4時起き、近所のGSで満タンにして出発したのが5時過ぎ。

 

いつものことながら早朝ドライブは気持ちがいい。渋滞知らずで大泉から外環自動車道に乗り、三郷を経由して常磐自動車道に入り谷和原ICで降りる。そこから緑あふれる気持ちのいい一般道が24kmほどあるのだが、これがみなさんかなりのスピードで走る。残念ながらこの朝は濃霧注意報が出るほど霧が結構深かったのだが、ここは高速道路かい、とツッコミたくなるような速度で飛ばすのだ。おかげで狙い通り6時半には筑波サーキットに到着することができた。

燃費16.1km/Lを樹立!写真で撮れた中の最高値。

一緒に走る座談会メンバーが到着していたので、挨拶。やあやあ。そして受付を済ませ、ゼッケンとナンバー隠しを貼る。

 

7時からのドライバーズブリーフィングでは基本的なルールを説明。ここの走行会では、遅い人が優先、速い抜かしたい人がすべてのリスクを負って追い抜かすので、遅い人が気にする必要はない、とのこと。そう明言していただけるのはとてもありがたい。結局のところ譲ってしまうとしても、気持ちがちょっとラク。

 

今回の走行会は初心者を中心としたSport1クラス、レディースクラス、経験者のSport2、Sport3、そして300CC (Circuit Circles)に分かれていて、この順序でそれぞれ20分 x 3 枠(午前2、午後1)、コース2000を走る。

 

ブリーフィング終了後、デモカーでドライビングポジションなども説明が終わると、あっというまに第一陣が準備し始めた。

その間に荷物をピットに運び、フェイスカバーやヘルメットを出して心の準備をする。このころにはすっかり空は晴れ渡り、路面も乾いてくれたのでよかった!

これは2本目を走る前の写真なので9:45ごろ。見事な青空。by 一緒に走ったSさん

 

あ、このRivaleと青空の写真を含め、ここからは私ではない人が撮ってくれた写真がたくさん登場します。賢明な読者のみなさんはご存知の通り、私は写真があまりうまく撮れないし、そもそも習慣的にあまり撮らない。今回はとても上手に撮っていただいた写真をたくさんいただいたので、たくさんご紹介できます!

 

さて、8時からいよいよ1本目。久しぶりのサーキット。初めての筑波サーキット。ドキドキ。

まずは先導車が2周ゆっくりめで走ってくれる間、追い越し禁止。頭の中でサーキットの形をなぞる。第1コーナー、S字コーナー、第1ヘアピン、ダンロップコーナー、第2ヘアピン、バックストレッチ、最終コーナー、ホームストレート。。。

 

2周で先導車がいなくなった途端、追い越しが始まった。すごくスムーズに追い越してくれる方がいらして尊敬!あんなにキレイにするっと行けると気持ちいいだろうなぁ。そしてこれまでにない体験、このクルマ抜かなきゃ、という状況が発生した。どうにも走るタイミング、特にカーブでの減速具合が違うので追い越したいのだ。しかし、遅い人優先のこの走行会、私がなんとかしなければいけない。うーむー。まさかヘアピンでインコースから抜けない。接触しちゃうかも。狙えるのは最終コーナーかダンロップ。どうやら彼女はダンロップでも結構減速するのだが、私はノーブレーキで抜けられる。ここしかないな、と、目星をつけるのに4周くらいかかった(苦笑)。逆に4周も見ていると、彼女のラインどりやクセがわかるので、結果的には危なげなく追い越すことに成功!いやぁ、サーキットで追い越しなんて初めての体験ですよ。

 

さて、きっちりコースを攻めよう、と思ったら、あら?私ってばコースが頭から抜けてる。これは第1コーナーでしょ?ダンロップ?ということはさっきのはヘアピン?ありゃりゃ?じゃ、次は何が来るんだ?またヘアピン?コースが抜けてしまったので、どこでどのくらい減速しなきゃいけないのか混乱し始めた。えっ、なんだっけ?混乱しつつ、とりあえずもう一台追い越す。他車のクセを見抜くのはできるのになぁ。こんな単純なコースが覚えられないって、どうしたものやら。

 

あっというまに1本目終了。ヤバイ、楽しい。ABSビカビカもタイヤが鳴るのも楽しい。走ってる時にグローブボックスあたりから何かがカラカラ音を立てていた。それが気になって仕方がない。何がなっているのかよくわからないので、グローブボックス内の車検証から何から全部出した。

走っているところをアバルト仲間が撮ってくださった。Kさんありがとう!

1本目のベストラップは1分27秒。最高速度134.8km。筑波はすごく上手い人が1分を切る感じなので、初めてで1分半切れれば私的には御の字。しかもラップ表を見ると毎周着実にタイムが上がっている。いいことだ。1時間後にはまた2本目。まずはコースの復習。そうだった、こうだった。よし。そしてどこをどう取るか、イメトレ。…とはいかず、おしゃべりで時間が過ぎた。

これもKさんに撮っていただいた写真。疾走後ボンネットを開けると、何か紙のようなものが焦げているような匂いがほんのり…

2本目。座談会メンバーが並んでの出発。私の前を走るTさんは初めてのはずなのに速やかにカーブを抜ける。すごいなぁ。あれだけ行って大丈夫なのか。よし、攻めよう。おかげで1本目よりもたくさんABSがビカビカ。最終コーナーは140km/hからのカーブなので減速するもののかなりのスピードで突っ込む。3速にシフトダウンしようとしても受け付けない。当たり前か。ブレーキを強く踏むのでほぼ毎回ABSが効く。そしてBペダルを離したとたんにRivaleがクイっと何かを調整する。左右差?コーナーを抜ける手前でRがさらにキツくなるが、踏ん張ってAペダルを踏み込む、タイヤが鳴る、でも頑張る、ホームストレートに戻る。楽しー!このカーブ、大好きー!

首都高を走っていてもそうなのだが、左カーブが苦手。なので第1ヘアピンではいつも唸っていた。苦手な上にシートにある程度しかホールドがないから身体を支えられない。うぐぅぅぅぅとRivaleと私、がむばる。この耐える感じも好き。1本目よりもずいぶん余裕が出た。なのでラップタイムも1分21秒まで短縮し、最高速度も142.4km/hを記録。でも暑かったー。10時からの出発で、日も高くなってきていたので、車内は蒸し風呂。その上長袖長ズボンヘルメット&グローブ。頭から顔から首から汗が噴き出して、目に入るんじゃないかと心配したくらい。

 

先頭を走っているようにも見えるが、実はカーブで詰まらせているだけ、という… Kさん撮影

 

2本目終了後は、お昼ご飯をもらいに行く。今度は次の疾走準備まで2時間くらいあるので、ちょっとゆとりがある。このイベントではドーミーインさんがお昼ご飯を「ケータリング王決定戦」と称して4種類食べさせてくださる。パドックから第1コーナーの外側を歩いてダンロップコーナーの方に向かうとそのご飯が配布されているのは芝生エリア。クルマで走るとあっという間なのだが、歩くとちょっとした距離。ヘアピン脇を歩いている間、何もないのでなおのこと隔絶されてる感じがある。が、芝生エリアについてみると、走行会に参加していない、「見学者」枠の方々のアバルトがいっぱい。外周の方にはこんな感じで124も並んでる。

こんなに124は生息しているのか!というくらい並んでた。 撮影 by 一緒に走ったTさん

 

この124が見ている先には、これまた色とりどりのアバルトたちがたくさんの並んでいて圧巻!よくみるとRivaleもちらほら。すごいなぁ。見学にいらしていた中に、アルファロメオ繋がりのみん友さんたちの姿を発見。Rivaleラストランの話、Breraの話などひとしきりおしゃべりをする。そうか、走行会に参加していなければ、こうやってオフ会のようにおしゃべりもできるのね。それもいいなぁ。あとで聞いた話によると、走行会参加と見学者含め、300台以上のアバルトが集まったそうな。ひゃー。

 

無事お昼ご飯を受け取ったが、13時からラスト3本目があるかと思うとお腹いっぱい食べる気になれず、パドックへ戻ってお吸い物(これが美味しかった!結局これが優勝した)とおいなりさん、塩焼きそばを少しだけつまむ。

まだ余裕があったのでビンゴ大会に参加した。当たり前だが賞品はアバルト用のものばかり。もし当たったら何を貰えばいいのだろう。やっぱり将来を見据えて124の部品か?と熟考したのにビンゴに至らず。残念。

 

さて3本目。しっかり水分補給をして臨んだが、のんびりしすぎて気が緩み、また気温も上がっていてタイヤもダレてる感じ。初めの2本よりも周りが見れたが、これが最後の一本だと思っても積極的に攻める気分を上げることができなかったので、無理せずラストランを楽しむことに。

 

お気に入りな一枚。 撮影 by Kさん

 

丁寧にラインを取ってみたり、どのくらいでタイヤがなるか試してみたり。

 

これもお気に入りの一枚。どうしてこんな角度で撮れるのだろう? 撮影 by Kさん

 

ブースト計が有り得ないところまで回っているのをみて楽しんだり、100km/h超えてて3速まで落ちるか試してみて、いつものピーっという音で弾かれるのを聞いて笑っちゃったり、ABSのビカビカを観察したり。

なのでベストラップは1分23秒、最高速度140km/h。いや、しかし暑かった!ピットロード入って窓を開けたら気持ちいいのなんの。雨上がりの晴天なのに湿度が高くなくて爽やかな日でよかった。

 

サーキット内のみの燃費。導入経路なども入っているとはいえ、結構平均速度遅いんだな、と思った。77km走行。

 

リラックスして走っていたつもりでも、やっぱりスポーツ走行なので緊張はしているわけで、降りてみるともうクタクタ。とりあえずデオドラントシートで全身を拭き、びちょびちょになったTシャツを着替え(さっぱり!)休む。そしてノロノロとお片づけ。クルマから運び出した荷物を積み込み、ヘルメットも箱に入れ、ゼッケンやナンバー隠しを剥がす。そんな動作のひとつひとつも気だるい。

 

3本目のラップ表をもらいに行ったら、各コースのベストラップ順位表が出ていて、Rivaleはちょうど真ん中くらいだった。ECU書き換えどころかスロコンもサブコンも入れてなくて、ブレーキも変えてない“つるしの状態”で、初めて走った筑波サーキットで中間くらいにいられるとはさすがRivale。アクラポヴィッチ万歳。

 

コースをみると300CCグループの決勝戦が始まっていて、そのあとパレードランの予定だったが、ちょっとそんな気力もなく、失礼ながら早々に退散させていただいた。

 

一緒に走っていたTさんと退場して、近くの喫茶店でコーヒーを飲んで小休憩。帰路も谷和原ICから常磐道に乗ったのだが、筑波の一般道は昼間の15時ごろでも高速道路並みの速度で気持ちいい(笑)。その代わり常磐道に乗った途端に渋滞。やっぱり外環道で帰ればよかった…と後悔しても後の祭り。Rivaleとゆっくり過ごせたからよしとしよう。

 

Rivaleを売却することを決めていたので、サーキット参加自体をどうしようかと迷っていたが、結果的に参加させていただいて本当によかった。サーキット遊びとアバルトのポテンシャルに改めて魅了されてしまった。そしてRivaleとの楽しい思い出もできた。

 

そんなこんなで、長文になったがサーキットのお話おしまい。しばらくは巨体2台体制なので、サーキットはお休みです。…のはず。

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