試乗記 マツダ ロードスターRF VS

  • 2019.08.09 Friday
  • 23:55

じつはSpiderが帰ってくる前日に、こんなクルマに乗ってみたのだった。

マツダHPより拝借

 

かねてから懸案の通りABARTH124を真剣に検討しているわけだが、ほかのクルマではだめなのか、ちゃんと検証しようと思ったのだ。ご存知の通りABARTH124はマツダロードスターと共同開発されたのでよく比較されるのだが、性能的にはRFと比べるべきではないのだろうか。ソフトトップのロードスターは1.5Lのノンターボ、ひらひらと走るのが身上なので、スパルタンな124と比較するのは違う気がする。

それに引き換えロードスターRFはノンターボだが2Lで、2018年8月に製品改良され、158ps/200Nm→184ps/205Nmとなり、最高回転数は6800rpm→7500rpmに向上したのだ。こっちの方がスペック的にも近くない?

 

気になるのならば乗るしかない。気がついちゃったので思い立ったその日にうちから一番近いマツダのディーラーに連絡を入れ、朝11時から試乗することになった。

迎えてくれたのはスノーフレイクパールホワイトマイカでアイボリーのナッパレザーシートのRF-VSだった。(えー、すみません、相変わらず写真が少なすぎて、全体像撮ってないです…)

試乗が終わった後に、わざわざ車庫に入れてたのを出してもらって撮った写真。

 

Breraで行ったので、「すみません、MT車のご用意がないのです」と謝られた(笑)が、この試乗車はAT。それを除けば実に見慣れた風景。色が違っても「あっ」と思うほど124にそっくり。ほぼ一緒だと聞いていたけど、こんなに既視感に襲われるとは思わなかった。しかし、なんだか「しっくり感」がない。そっくりなはずなのに、124のような「私のために設計されたぴったり感」がないのだ。シートが違うせい?ステアリングの細さも同じなのに、サイドブレーキだって同じなのに、なぜだ?

シート位置を合わせようとしたら「すみません、パワーシートではないので手動になります」とまたもや謝られた。いやいや、手動の方が好きですから、お気になさらず。ATなのでいつもの124よりも少し後ろ気味の設定にした。

いざ走り出してみると、あ、そういえば久しぶりのRHDと思うほど左に寄っていた。というのも、このRFはレーンキープのための車線逸脱警報システムが付いているので、たびたび「あの、左がやばいです」と教えてくれるのだ。みた感じ、そんなにやばくないのに…

このディーラーはうちから1kmしか離れていないので、走り出したらすぐにいつもの道路。慣れた道を試乗できるのは非常に嬉しい。しかし、その後試乗ルートとして指示されたのは、普段通らない道ばかり(笑)。しかも、比較的スピードが出せるところとして設定していたらしい道が工事中で進入できず、踏切を2度も渡ることになり、試乗としてはちょっと貴重な体験(爆)。

 

だいたい20分ほど乗っただろうか。始めはクローズドで、後半はオープンで走ったその感想を総じてみる。

走り

  • 静か。初めて124に乗った時、レコモン付いてなかったので静かだなぁと思ったが、それよりもさらにさらに静か。排気音は静かだけど、ロードノイズは結構拾う。その割に路面の情報を伝えてる感が低い。これ、不満。
  • アクセルを踏むとリニアに回転数が上がるが、やっぱりトルクがイマイチ。ひらひら感ものびやかさもない。でもとても素直。
  • ブレーキはしっかり、でも過剰じゃなく効く。ジェントルだけどきっちり。必要十分。
  • やっぱステアリング細い。
  • 自然に走れる。肩を張るところがない。リラックスできる。
  • オートマが優秀。パドルがついていたが、わざわざパドル操作を必要性をあまり感じないほどに。2速で引っ張りたい時限定な感じ。

 

安全装備

  • アイドリングストップがついてた!突然エンジンが落ちてびっくりした。久しぶりのアイドリングストップ。
  • なんと自動ブレーキ制御機能まで付いてるらしい。大丈夫か、これはスポーツカーではなかったの?

 

屋根開閉

  • 屋根を開けるのは自動。約15秒くらいで開閉できる。えらい。無駄な動きがない。美しい。
  • しかしオープンにするのに、スイッチを押したままにしなければならない。しかも10km/h以下(だったかな?)じゃないと開閉不可。非常に不満。
  • 屋根を開けるといわゆるタルガトップ状態になる。前を見ていればフルオープンと変わらないのに、人間ってすごいわ、後ろが開いてないのを感じるの。風の巻き込みは断然少ない。でも不満。
屋根が格納蓋の下側にしまわれるのだが、完全に入るこむわけではなく段差のように15cmほどだけ見えている。雨が降ったらどうするのかな、と思ったが、雨が降っている時には開いていないはずだから構わないのだった。

 

お店に戻って、パンフレットなどをいただいて、納期などを確認。先月までやっていた記念モデルがRFをベースにしているため、普通のRFの製造は遅くなっているとのこと。それでも10月ごろの納車らしい。124よりもずっと早いじゃん!

担当の方にははっきりと124との比較です、と伝えていたので、あちらも結構本気で対応してくださる。フロントのデザインはこっちの方が好きなのよ。でもテールランプが好きじゃないのよねぇ。走りをちゃんと感じるには、やっぱり狙いのRS(MTモデルのみ)を乗ってみないとわからないかも。日時を指定すれば他店にあるRSを持ってきてくださるらしい。

とりあえず次の約束は保留にして帰宅した。

 

じっくりとカタログを見る。HPでコンフィグしてみる。んーーー。悪くないんだけどなぁ。

 

さらに冷静に考えるために、スペックを比較してみた。

 

  マツダ・ロードスターRF RS ABARTH 124スパイダー
全長x 全幅x 全高 3915 x 1735 x 1245 mm 4060 x 1740 x 1240 mm
ホイールベース 2310 mm 2310 mm
車重 1100 kg 1130 kg
エンジン 2.0L 直列4気筒DOHC 1.4L 直列4気筒ターボ
最高出力 184ps (135kW)/ 7000rpm 170ps (125kW)/ 5500rpm
最大トルク 205Nm/ 4000rpm 250Nm/ 2500rpm
トランスミッション 6速MT 6速MT
駆動方式 FR FR

 

馬力もトルクも十分あるように見えるが、回転数が高いせいか断然124の方がキビキビしていたと感じた。外から見るとRFの方が小さく感じたが、乗ってしまうと違いはわからない。まぁ車幅だって5mm差だし。重さもさほど変わらない。

 

総じて考えてみると、走りも屋根も124の方が好みで、安全性能と価格がRFの方が有利だが私にとっての評価ポイントとしては高くなく。色を選んでみても、一番上に貼ったグレーくらいしか惹かれず。何より124のようなぴったり感がRFにはないわけで。ここ、ホントに驚いたポイント。それが一番大きな要因かもしれぬ。

 

ソフトトップのロードスターも乗ってみるべきかどうか、いや、RFで走りに満足できなかったんだから気にいる可能性は低いだろうなぁ。

 

いや良いクルマなんですよ。ホントに。124がなかったら候補にする。くれるって言われたらすごく喜ぶ。でも124と比べちゃったらやっぱり124かなぁ。あのしっくり感、やっぱ奇跡だ。

 

こうして振り出しに戻った。さて。

 

 

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