ABARTH 124 Spiderでドリフト ほっこりんごじっくり広場レッスン in 富士 Nov. 2023
- 2023.11.19 Sunday
- 00:51
レッスンを受けてからこのブログエントリまで2週間近く経ってしまった。期待外れだったから、つまらなかったから、ではなくて、もう楽しくてたまらんくて、記憶が強烈なので忘れる気がしなくて、それでついつい遅くなってしまったのだ。そう、あなたは盛大な惚気を聞かされることとなる。
待ちに待った広場レッスン in 富士。ここのレッスンは丸一日少人数なのと、広くて速度を乗せられるのがお気に入りで、勝手にホームコースとしている。
前回足慣らしとして参加したレッスンから半月、納車から1か月、さあ124と仲良くできるのか?ドキドキワクワク。
クルマのセッティングは前回の筑波から変わっていない。
この日は1週間前くらいまで雨予報になっていた。FSWジムカーナ場をフルウェットで走れる!と喜んでいたのだが、3日前くらいの予報から雨は夜からにずれ込んだ。うーむー。実際当日朝はこんな感じ。
富士山がちょびっとだけ見えるくらい、雲が多めだけど晴れてる。なので、散水してくださればすぐに乾くというほどではないでしょう。ま、ドライも体験できるいい機会。楽しんでいこう!
この日のレッスンは10台、ロードスターが2台(NAとND)、GRヤリス、86、このあたりはりんごちゃんレッスンではよく見かける。ここにBMW E92 M3が2台、RX-8も2台。このクルマが2台そろうのは珍しい。さらにセリカ(ST202)!これは珍しい。そして私の124 Spider。なかなか個性の強いメンツで楽しいレッスンになりそう!
まずは定常円旋回で準備運動。おや?筑波レッスンの時はスポーツモードを切ったほうがやりやすかったのに、ここでは入っていても扱いやすい?何が違うんだ?
FSWジムカーナ場の路面は筑波のそれよりも傾斜はあまりないが凹凸がある。その路面抵抗のせいでスイートスポットは狭いけれどパワーのあるスポーツモードのほうがやりやすいのかなぁ。どんどん124に慣れてきたせい?ふむ。
と思っていたらRX-8乗りのSさんが「新しい相棒に乗せてくださいよ〜」と声をかけてくださったので、お隣に乗ってもらってドリフト。Sさんは背が高いのでヘルメットをかぶると助手席で頭が使えて首を回すこともままならない。ひゃ〜、124の車内高ってそんなに低いのか!そりゃみなさんバケットシートに変えるわね。
そして重い!これまでりんごちゃんしか助手席に乗せてドリフトしたことがないので、このウェイトの違いに驚いた!Sさんを乗せているとステアリング操作がしにくくなるのと、慣性が強く働いてアンダーが出やすくなる。1速で定常円描こうとしているだけなのに、こんなに違うなんて!自分の体重も落としたほうがいいかもしれぬ…
Sさんには「すんごい豪快に踏みますねー」と言われたが、そうなのか?私はこの方法しか知らないのだよ(笑)。RX-8はパワフルだからそんなに踏まずに出せるのかな?うちの124はチューンナップしてあるから、同じくらいの馬力・トルクだと思うけど、パワーの出るバンドが違うのかも。
Sさんにも124を運転してもらって、助手席でわいわいきゃーきゃー楽しんだ。私もSさんのRX-8でドリフトしたいのだが、そんなわけで身長差がありすぎて、詰め物をしないとペダルに届かない&前が見えないのであきらめたのでした。
あ、そうそう、レッスン開始1時間ほどでゾロ目ゲット。
せっかくのFSWレッスンなので、大きいほうのスペースで走らせることにする。このスペースは筑波とは全然ちがうと言えるほど広い。結構スピードを乗せられるので、グリップの練習もできるのだ。
大き目の円を描いてみるとかなりヨーを感じるのにリアが出る前にアンダーが出る。フロントグリップが弱い?でもうまくブレーキを使えばリアが出るので、加重移動がうまく行っていないんだろうな。反省。
そんな時は定常円で初心に戻る。FSWの場合、小さめコースでも2速ドリフトができるくらいのスペースがある。ここで初心に戻って練習。124を思い通りに滑らせて、うまくいかないことがあっても原因がそれなりにわかって、124も勝手なことをしないのでご機嫌でぐるぐるできる。うれしい。
そしてまた大きなコースに戻る。今度はウェットになっているので滑るんじゃないかと思ったけれどいけない。うーむ。りんごちゃんに教えを乞うと、そもそもスピードが遅いとのこと。そっか、大きいから弧も大きくなって、スピードを乗せなきゃリアが出ないわけか。そりゃそうだ。そしてどこを後輪で走りたいのかきっちり意識するとリアをコントロールしやすいとのこと。そうだった、これ定期的に忘れる。スライドコントロールはリアタイヤの意識、大事。どのくらいカウンターを当てられるかってのはリアの出方に依存するわけで、どのくらいカウンターを当てたいか、では決められない(私の技量では)。うんうん、そうだった。
こういうとき、ホントに124だとわかりやすい。そういえばこの1年、ほかのクルマで「リアタイヤがどこを踏んでいるか」なんて気にしていなかった。とにかく滑らせる、それを維持することに精いっぱいで、リアに意識を向けるなんてぜんぜん到達していなかった。でも124なら「あ、そうだった!」でできるのだ。前回の筑波でもやったが、フロントをドライ気味のところ、リアをしっかりウェットなところを通って、よりお手軽にスライドさせたり、なんてことが124だとすすっとできちゃうのだ。この辺りの呼吸がね〜、私と124の合性なわけよ。
午前中、ぞろ目を取ったころは、けっこう疲れるなぁ、のんびりいこ、なんて思っていたのだが、走れば走るほど面白くなって、もっともっとやりたくなって、これまでになくやめられなくなって、空いているコースを見つけてはそこでクルクル滑らせ、また次のところでびゅんびゅん走ってと繰り返した。気付くと水温が105℃を超えていて、やばいやばいとちょっと休ませる。そういえば、124で水温計がそんなに上がったところ、これまで見たことなかったかも。それだけサルのようにスライドし続けてしまったわけだ。
最後の簡単ジムカーナコースでも、ここで滑らせ始めてみるか、とか、今回はスラロームをできるだけスムーズに通過しよう、とか、毎回自分なりに課題を設けて取り組めて、それがうまくいくと気持ちよくて、うまくいかなければ定常円コースに戻って基礎おさらいをしてまたジムカーナコースに戻っていた。と、このところ忘れていた痛み、レッスンしている最中に二の腕が筋肉痛気味でだるい、というのを体験した。がんばりすぎだって、私。でもやめられない(笑)。
16時でレッスンが終了した時には、まだ走りたいけどもうクタクタ、という状態だった。こんなに疲れちゃうまで走ったの、久しぶりだな。
帰りに定位置で撮影しようとしたら、先客が。一緒にレッスンを受けていたセリカ。これ、なんと20歳代の女の子が乗っているのよ。時代が違うでしょうよ、このセリカと彼女はほとんど歳がおなじくらいなんじゃないかしら。それにしても美しい。いいよね、このセリカ。図々しくも並べて撮らせてもらっちゃった。どっちも大きくないからバランスがとてもいい。
そして、FSWを出てしばらくしたところで、帳の降りる前の富士山に遭遇。朝よりもずっとくっきりしていたので思わず停車してパチリ。やっぱ富士山いいよね。
ほとんど渋滞なく帰ったのだが、レッスンでサルのように走らせてしまったおかげで、八王子JCTを過ぎたあたりで給油警告ランプが点いた。ひゃー、124でレッスンに行って、こんなにガソリン使ったのも始めてだ!
そのくらいおもしろくてたまらないレッスンでした。まだまだもっともっと124と仲良くなれる予感!もうちょい12に手を入れるので、どう変わるのか、それもとても楽しみ。次回は12月筑波レッスンの予定。さぁ私も124もどこまで進化できるか!こうご期待でございます。
JUGEMテーマ:ABARTH